手を動かすエンジニアは馬鹿になれる

最近、手を動かすのが好きだ。とりあえず動かしてみる。何かエラーが起きても気にしない。気になれば調べたら良い。プライベートの開発環境であれば、別に何を壊したって構わない。最悪、新しいMacBookでも買えば良い。

プログラミングをするとき、まず手を動かすというやり方の良いところは、馬鹿になれるということだ。難しい顔をしてドキュメントとにらめっこしなくて良い。軽快にキーボードを鳴らしながら、何かが起こるたびに、対応したり、修正したりすれば良いのだ。

いわば本能でプログラミングと遊ぶことができる。それがたとえば気の利いたモジュールや言語であれば、エラーが起きた時にだって、何か分かりやすい道標を用意してくれている。説明書を読まなければ始められないようなゲームは捨ててしまえ。(いや本当は、説明書それ自体にも、深い味わいがあるのだけれど)

思うに、手を動かすのが好きかどうかということは、ある種の傍若無人さというか、勇気というか、子供らしさが関わってくるように思う。自分がよく分からないエラーが起きたり、開発環境が壊れるかもしれないということを、あまり恐がらないでいること。ジャングルに飛び込むような大胆さがあると良い。

僕も以前は、手を動かすということが苦手だった。それはたぶん、なにか不測の事態が起きたり、じぶんのよく分からないエラーに遭遇するのが嫌だというか、自分がコントロールできない状況がわずかでも生じるのが嫌だった。要するにきっと、臆病だったのだ。