文系エンジニアですが何か?

自分は文系エンジニアだと思う。理系でバリバリのエンジニア気質というわけではない。どちらかというとチームで協力して働くことが好きだ。

だけどエンジニアには文系の能力も必要とされる。理系能力と文系能力のどちらが必要とされるか?よほど技術寄りの仕事でない限りは、この比率は5:5程度ぐらいにはなるんじゃないだろうか。つまり理系能力と同程度には文系能力が必要とされる。

人に説明する能力。人の話をよく聞く習慣。基本的な報連相。チームメンバーを信頼すること。プロジェクトに貢献しようとする気持ち。人間関係を疎かにしないこと。文系能力といった表現が合っているかどうか分からないが、技術的要素以外の能力が非常に大事だ。

それに、実は文系能力というのは広義でのエンジニアリング力にも深く関わっている。たとえば実装理解や要件把握。文系能力が低ければプログラミングは出来ても要件定義は出来ないし、人が何を望んでいるかが分からなければ、満足の行くものを提供することは出来ない。

手段と目的を履き違えるな。「迅速な価値の提供」なんていう格好良い言葉に騙されるな。それは業務のための隠れ蓑だ。実は僕らは仕事をしながら、人の役に立つことがとても好きだ。貢献することは人間の喜びの本質だ。それがエンジニアの世界においては、ちょっとだけ専門的な言葉で、手を変え品を変え説明されているだけという話だ。

閑話休題。ということで僕は自分を文系エンジニアだと思っている。何か問題でも?もしかしたら就職や転職には不利かもしれないが、エンジニアの仕事なんて要するに、覚える必要のあることを覚えれば良いだけ。だいたいどんな仕事でもやれば出来るんじゃないかという自信はある。まあ証明なんてできないが、そもそも人間にはすべてを見通すことは無理なのだから、そんな自信ぐらいは持っておいても良いだろう。

ところでここまで書いたが基本的にエンジニアという仕事は好きだ。エンジニアリングという名の下にMacBookのキーボードを触れているというのは幸福に尽きる。プログラミングは自己表現の一種だと思っている。コードによってインタプリタにメッセージを送り、他の人にメッセージを送るという行為は、自己表現として軽やかだ。純度が高い。す、好きだ。好きです。バスケが。

改めて。文系エンジニアですが何か?人には長所と短所というものが存在する。僕は自分の文系的能力を強みにエンジニアをやっていきたい。いや、強みが文系能力にも存在するということを認識しておいた。しかしそれに頼るな、甘えるな。いちばん大事なのは、いかに広義のエンジニアリングを愛するかということだ。そのためならどんな自己認識だってしよう。