自己陶酔できるエンジニアほど成長する

たとえば、今さら jquery のチュートリアルなどをやってみる。そして「HTML要素を操作することができたぜ!」 という満足感にひたってみる。

言い方は悪いかもしれないが、こういった低レベルな事柄に、どれぐらい満足を感じられるかということ、自己陶酔できるかということが、エンジニアの成長の鍵なんじゃないだろうか。

「まだチュートリアルの基本中の基本をこなしただけじゃないか」「何が出来てもほとんどライブラリの力じゃないか」「jqueryを極めるには一体これから、どれぐらいの時間をかけなければいけないのだろう」「今更jqueryなんか学んでも、何の役にも立たないかもしれない」なんていうことを考えていると、目の前の達成感なんかは、ものの数秒で吹き飛んでしまう。

特に僕のように厭世的な性格だと、なかなか一個ずつの達成を喜ぶことが難しい。一瞬の達成感のあとに、その10倍もの自己否定がチェーンしてくるからだ。

だけど最近は思う。そんなに未来のことまで見通さなくても良い。頭の中でめぐる未来は、どうせ皮算用にすぎない。それならば、どうせなら、目の前の低レベルな達成を祝おうじゃないか。「俺すげー」という錯覚にあえて浸ろうじゃないかと。たぶんきっと、それが答えだ。エンジニアに必要なのは達成感だ。原始的な欲求が満たされることだ。

ところで低レベルという言葉は、エンジニアの世界では必ずしも悪口じゃない。単にレイヤーの違いを言い表しているだけだ。

もっと低レベルなことを喜ぼう。自己陶酔しよう。ほんの小さな全能感に浸ろうじゃないか。